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2018年6月15日(金) 外国人みたいに・・?
英語を上手に話せるようになりたい・・ 生徒さん達は日々それを目標に頑張っています。でも英語を上手に話すことってどういうことなのでしょうか?
ペラペラと外国人みたいに話すことですか?
日頃レッスンに出ていてよく思うことは、早いスピードで話すことこそが英語が上手・・と思っている生徒さんが多いということです。
スラスラと英語を話すことこそが英語が上手な証拠、そんな風に思っている生徒さんが多いと思います。 でも本当は違います。
実際にネイティブの人は誰もかれもが早く英語を話すわけではありません。人によっては早口の人もいますが、皆が思うほど実際は早く話していません。
日本語とは全く音が違うので、まるで流れるように早く話しているように感じるのかもしれませんが、そうとも限りません。
レッスンの最初に行う自己紹介ですが、慣れてくるとすごく早いスピードで自己紹介をされる生徒さんは少なくないです。
でも、今一度考えていただきたいのが、流れるようにお話をするのはとっても大切ですが、「相手に伝える英語」を話していただきたいと思います。
年少さんレベルから中、高校生のレベルまで、皆さん自己紹介をレッスンの最初に行いますが、スラスラ言えるようになったら次のステップとして、「相手(聞き手)を意識した英語」を話すことを目標にされるとよいと思います。
ただただ皆の前で覚えた自己紹介を披露するのではなく、目の前にいる他のクラスメートやジョー先生に自分のことを伝えるという気持ちで話すとまた更に英語が上手になると思います。
外国人のように話したい・・・それは私達が母国語を話す時のように話すことと同じです。
相手に伝えたいという気持ちがそこにあり、相手にそれが伝わらなければ、たとえペラペラな英語を話しても意味のないものになってしまいます。
英語は気持ちを伝える道具です。そして会話をする道具としての英語を意識することができれば、声の大きさやトーンさえにも注意が行き、聞き手にすーっと入ってくる英語になります。
たとえ発音が完璧でなくても、はっきりとゆっくりと「伝える英語」を話す練習を日々続けていかれた方が、「英語を話す能力」が磨かれるように思います。 皆さん頑張りましょう!